「ラプターライナーは、専用のガンを使わないとダメなんですか?」【結論:専用でないとダメです】
こんにちは。マサです。
今回は、結構質問を頂くことの多い『スプレーガン』について解説します。
中でも特に、「専用のガンでないとダメなんですか?」という部分を深堀しつつ、おすすめのガンのご紹介もさせて頂きます!
この記事を読むことで、こんな疑問が解消されます!
「ラプターライナーは専用のガンを使わないとダメなのかな?」
「今ある塗装用のスプレーガンを使いたいんだけど・・・」
「専用ガンも種類があるな。どれがいいのかな?」
ラプターライナーに専用ガンが必要な理由、それぞれのガンの種類ごとの特徴までガッチリ学んで、ご自身にあったものを選んでください!
目次
1.ラプターライナーは、専用のスプレーガンが必要って本当?
2.DIYでおすすめのガンは?
3.各スプレーガンの特徴(補足)
4.まとめ
1.ラプターライナーは、専用のスプレーガンが必要って本当?
まず結論から先にお伝えします。
ラプターの専用スプレーガンは『必要』です。
なぜかというと、ラプターライナー塗料の粘性が高く、通常のガンでは塗装が難しいからです。
詳しく説明しますね。
まず、ラプターライナーは非常に粘度の高い塗料です。
さらに、通常はシンナー等で薄めたりもしないので、ガンの口径(吹き出し口)が小さいガンでは、なかなかきれいに噴射することが出来ません。
なので、ラプターライナーの専用ガンの口径は、『3~4mm』となっています。
これって実は相当大きくって、通常、車の塗装なんかで使用するスプレーガンは、1.3~1.6mm位の口径だったりします。
ですので、通常のスプレーガンでは、きれいな塗装が難しいんです。
無理にやろうとすると、ブジュッとした塗料の塊が出てきたり、中で目詰まりを起こして、最悪、塗料もガンもダメにしてしまいかねません。
これは実際の経験なのですが、実は以前、僕の師匠の塗装歴39年のプロが、普通にラプターライナー専用ガンでラプターを吹こうとしました。
しかし、その専用ガンですら目詰まって、やむなくシンナーで流動性を出してから吹いた、ということもあったくらいです。
専用ガン以外で塗装するのは結構大変だなーと、僕はその時に強く思いました。
ですので、ラプターライナーでDIY塗装をしよう!と思っている方は、必ず専用のスプレーガンを使用するようにしてください。
2.DIYでおすすめのガンは?
ラプターライナーを塗装する上で、専用のガンが必要なのは分かって頂けたかと思います。
では、実際にどのガンを利用すればいいのでしょうか。
こちらも先に結論を言いますと、使い捨てタイプの『ノーマルガン』がおすすめです。
なぜなら、この使い捨てノーマルガンには先端に簡易な調整機能がついているので、『粗目・細目』とお好みの肌感に仕上げることが可能だからなんです!
※以前は、『セットについてくるノーマルのアプリケーションガン(使い捨てではない)がおすすめ!』とご紹介していた時期もありました。
確かに、価格も安く使いやすいガンではあるのですが、初心者の方が好みの肌感に仕上げるのは、少しテクが必要です。
ですので、これからDIYをしたい!という方に関しては、この調整ができる使い捨てのノーマルガンがベストバイかなと、思っています。
また少しだけ補足すると、金銭的な余裕がある方であれば、後述する『プロフェッショナルガン』が、やっぱりいいです。
調整が楽で、よりスムーズな塗装が出来るでしょう。
ただ、同じことが『ノーマルガン』で出来ないかと言えば、そうでもありません。
若干の工夫は必要ですが、例えばスプレーする距離を離したり近づけたり、吹き付けの強さを加減したりなどで、お好みの肌感仕上げにすることは可能です。
ですので、あまり心配しすぎることなく、「ノーマルガンで十分だ」と思って頂けるといいかなぁと思います。
3.各スプレーガンの特徴(補足)
最後に、現在出回っているラプターライナー専用のスプレーガンの特徴についてまとめておきます。
現在、市場に出回っているスプレーガンは大体5種類。
・『アプリケーションガン:upol』(ノーマル)
・『先端取り換え可能ガン:raptor-japan』(ノーマル)
以上です。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
・『アプリケーションガン:upol』(ノーマル)
4Lのセットなどについてくるノーマルのガンです。
このガンの良い所は、使用後のメンテナンスをきちんとすることで、一生使えるというところです。
価格自体もおそらく一番安くで手に入ると思います。
ただ、調整機能がないので、お好みの肌感に仕上げるには、少しだけテクが必要となります。
しかし、「とりあえずDIYやってみたい!」という感じであれば、このタイプで十分です。
⇒『アプリケーションガン:upol』(アマゾンに飛びます)
・『先端取り換え可能ガン:raptor-japan』(ノーマル)
このガンも、比較的安価で手に入ります。
個人的には一番おすすめのガンです。
このガンの良い所は、使用後のメンテナンスが全くいらない!というところです。
先端は使い捨てですので、1回使うたびに先端を交換するだけで、いつでもきれいな状態のガンを使用することが出来ます。
それだけではありません。
先端にねじ式の調整機能が付いているので、簡易的ではありますが、粗目・細かめの肌感をコントロールすることができるんです!
結構使える感じですよ。
ただし、使えば使うほどコストはかかりますので、『1~2回使ったら、その後はあまり利用しない』ような方におすすめです。
⇒先端取り換え可能ガン:raptor-japan』(当サイト販売ページに飛びます)
・『プロフェッショナルガン:upol』
こちらは、UPOL社製の最高品質ガンです。
特徴は、先端のネジ山の部分で簡単に塗装状態の調整ができること。
より細かな調整ができるので、お好きな肌感自由自在です。
参考までに、こんな感じです。
初心者でも扱いやすく、好みの肌感に仕上げることが出来るのですが、いかんせん、価格が高額です。
17000円位はすると思います。
・『Feel Raptor:恵宏製作所』
こちらは、『メイド イン ジャパン』です!^^
Raptor Japanと恵宏製作所が共同で開発した、ラプターライナー専用ガン。
特徴は、カップがサイドについているので、どんな角度でも塗装ができるというところ。
通常、ガンの下に塗料ボトルがあるので、例えばルーフの上を塗ろうとした時には、ガンを下向きに(つまりボトルは横向きに)しなければいけません。
しかし、この時にボトルが横向きになるので、塗料がうまくガンに送れない!なんてことがおきます。
その点、この専用ガンは、カップの角度を変えることができるので、どんな体制からでも塗装できちゃうって寸法です。
デメリットは、価格が高いということ。
ご自分のご予算と相談して、購入を検討されてみてください。
・『Feel Raptor Ⅱ:恵宏製作所』
こちらも先ほどと同じく共同開発した『メイド イン ジャパン』です。
このタイプは加圧式となっています。
圧力をしっかりとかけて吹き付けますので、よりきめ細かな仕上がりをお求めの方にピッタリ。
また、先ほどのガンもそうなのですが、この恵宏製作所のガンは、細かな粒子をきれいに吹き付けることが出来るため、例えば純正仕上げのような細かなデコボコのテクスチャを作ることが得意です。
そういう仕上がりがいい!と思う方は、検討の余地ありだと思います。
ちなみに、こちらのデメリットは、先ほどの『Feel Raptor Ⅰ』と一緒で、値段が高額なところ。
やはり予算と相談の上、決めていくことになりそうですね。
参考価格はこちらからどうぞ(Raptor-Niigataサイトへ飛びます)
4.まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は特に質問の多い『ラプターライナーに専用ガンは必要か?』について、その理由も含めて解説させて頂きました。
最後に簡単にまとめてみますと、
『専用ガンは必要だが、ノーマルで十分。
よりこだわりたい方は、プロ仕様のスプレーガンで!』
と、言う感じですね^^
実際のスプレーの際の注意点などに関しては、こちらに詳しく書いていますので、参考にしてみてください。
⇒【ラプターライナーでDIY!】塗装時のポイントと注意点(スプレーガン編)
また、実際の商品に関しましては、ヤフオクやメルカリなんかでも出品がありますよ。
信頼的にあまりお勧めはできないのですが、気になる方はのぞいてみるといいかもしれません。
以上となります。
ラプターライナーのことで知りたい事や「ここどうなの?」みたいなご質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください。
できる限りお答えしたいと思います。
また、頂いたご質問の中から、特に多いものに関しては、こちらのブログにてより詳細な情報をご提供していこうと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願い致します!
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました!