【ラプターライナーでDIY!】塗装時のポイントと注意点(スプレーガン編)

こんにちは。ラプターライナー・プロショップのマサです。

今回は、初心者の方に向けて、ラプターライナーで実際に塗装する際に、気を付けておきたいポイントやちょっとした塗装にコツなんかについて解説したいと思います。

今回は、最もポピュラーな『スプレーガン』での塗装について解説しました。

 

 

この記事を読むことで、こんな疑問が解消されます。

 「塗装って、やっぱり技術がないとダメなのかな?」

「全体の流れは分かったけど、塗装の仕方をもっとしりたいな」

「注意するポイントは?失敗しないコツは?」

 

記事を読めば、初心者で塗装が不安な方も、自身をもってラプターライナーDIYができるようになります!

 

もし、DIY全体の工程を把握していない場合は、まずは全体を把握してから読んで頂いた方が、分かりやすいと思いますので、先にこちらを読んでみてくださいね。

⇒ ラプターライナー塗装、DIYのやり方(全体の流れ編)

 

 

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目次

1.塗装と全体の工程

 ⇒④塗料の準備 ⇒➄塗装 ⇒⑥乾燥

➄塗料の準備
⑥塗装(今回はスプレーガン)
⑦乾燥 

2.まとめ

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1.塗装と全体の工程

 

 まずは、塗装の全体の工程から確認していきましょう。

 

今回は、赤で囲った部分【塗装】を中心に、ポイントをお伝えしていきます。

 

塗料の準備

まず、塗料を準備します。

もちろん、事前に『下地づくり』が完了していることが前提です。

その上で、プライマーはどうするのかということについて、先に解説したいと思います。

 

プライマーとは、簡単に言うと、下地に塗る『下地剤』の事です。

主な役割は、密着にあります。

ベースと上塗りの塗料を密着させるという役割ですね。

ラプターライナーの場合、通常のボディに塗るのであれば、あってもなくてもいいかなと、僕は考えています。

ラプター自体が非常い密着性の高い塗料ですし、事前の下地づくりがしっかりしていれば、どうしても必要なものでもないかなと思っています。

ただし、バンパーやオーバーフェンダーのようなプラスチック系や樹脂系に塗るのであれば、下地づくりがしっかりできない場合もありますので、プライマーはあった方がいいと思います。

あとは、板金処理(パテ盛りなど)してある部分に関しても、あった方がいいですね。

市販で『ミッチャクロン』みたいな商品もありますので、よかったら検索してみてください。

 

というところで、本題の『塗料の準備』です。

【用意するもの】

・塗料

・硬化剤

・計量カップ

・カラー剤(ティンタブル・着色用の場合)

 

塗料=ラプターライナー本体です。

1ボトル750mlに対して、硬化剤250mlを入れます。

4Lキットの場合、硬化剤は1L缶に入っていますので、付属の計量カップにて250mlを測ってください。

 

次に、その測った硬化剤をボトルに直接入れてしまいます

えいっ!と入れたら、キャップをして、後は3分間、思いっきりシェイクして振りましょう!

結構しんどいかもです。がんば!

 

振り終わったら、準備は終了です。

お疲れさまでした。

※ティンタブル(カラー用)をご利用の方は、この硬化剤を入れるタイミングで、お好みのカラー剤を一緒に入れてください。

入れる量は、本体に対して10%~15%。大体100~150mlです。

ちなみに!水性塗料はダメです!

ウレタン系の塗料にしてください。自動車用の塗料であれば、間違いないと思います。

 

あと、ラプターライナーは、時間とともにどんどん硬化していきますので、1本ずつ準備した方がいいとおもいます、念のため。

 

 

塗装(今回はスプレーガン)

 

いよいよ塗装です。

失敗しずらいポイントが2つあります。

①一気に塗らずに、薄く何回かに分けて塗る。

②結構な距離を取って塗る

1つずつ見ていきましょう。

 

①一気に塗らずに、薄く何回かに分けて塗る。

結構あるあるのなのですが、ラプターライナーは膜厚に塗れるため、一気に塗り終われそうな感覚になります。

塗っている最中に、「ここしっかり塗れてないな」みたいなのが目につくと、再び戻って塗ってしまいがちなのですが、そこはストップ。

とりあえず、全体的にバーッと塗って、塗りムラがあるところは、2回目以降に塗るようにしましょう。

 

というのも、ラプターライナーは、何度でも上から重ね塗りができる上に、仕上がりは結局、最後の塗り加減で決まってくるからです!

下手に途中で完成に近い塗装をしてしまうと、最後の仕上げの際に、一部だけ厚みのバランスが悪くなってしまうことも考えられます。

一度で塗り切ろうと決して思わず、2回、3回と何周か重ね塗りをしていきましょう。

 

②結構な距離を取って塗る。

ここがラプターライナー塗装において、最大の『コツ』です。

 

上の画像は、スプレーガンから出る塗料の簡易図です。

通常、付属で付いてくるガンを使用すると思いますので、やや直線的な吹き出しの形になります。

スプレーをして、そのスプレーがだんだん遠のくにつれて、霧のような状態になるのですが、その霧のような状態になったところ(赤い⇐のところ)で、塗装するのが最大のコツです!

普通に考えているよりも、もっと遠い距離感が必要ということです。

 

あまり近いと、塗装がつぶれたような、ダンゴのような感じになってしまい、せっかくの塗装が台無しになってしまいますので、この点は十分に気を付けてください。

ラプター・ジャパンさんで、ラプター塗装を解説している動画があります。

とても参考になりますので、よかったらご覧ください。

⇒ youtubeにつながります。https://youtu.be/xaLNX80P5mg?t=1088

 

 次に塗り方のコツです。

1回目の塗装では、やや距離感は近めで、膜厚を多少作るようにして塗ります。

先ほども言いましたが、塗り漏れやムラがあってもOK!

2回目、3回目と進むうち、徐々に距離感としては遠目にしていきます。

ラプターライナーは、重ねて塗ることが出来るので、通常の塗装のように、1度塗ったら休憩して、みたいなことが必要ありません。

連続で何周もぐるぐる回っていきましょう!

 

そして、最後の仕上げです。

最後仕上げる前に、5分ほど時間をおいて、塗装面がしっとりからやや乾くぐらいになるのを待ってください。

そうすることで、塗装面の照りが収まり、ツヤの具合やムラの具合が見やすくなります。

最終仕上げをする前に、しっかりと現状の塗装状況を確認しましょう。

 

仕上げでは、最終的な肌感をコントロールします。

距離感を少し近めに吹くと、『ツヤが出る』、『表面のザラザラ感弱め』です。

距離感を少し遠目に吹くと、『ツヤ消し』、『表面のザラザラ感強め』になります。

 

どちらも、あまり極端な距離感を取る必要はありませんが、お好みに合わせて仕上げてみてください!

 

※ちなみに、純正風になめらかな肌感を作ることも可能ですが、より細かな霧状のスプレーができる専用ガンが必要です。

少し高価ですが、欲しい方は見てみてください。

⇒ ラプター・ジャパン通販サイト

 

⑥乾燥

ラプターライナーの乾燥には、およそ3段階あります。

 

・塗装後60分ー 手で触れる位、表面が乾燥。

・塗装後3日間位ー 中乾燥。軽微な車利用が可能。

・塗装後7日~10日位ー 完全乾燥。最強塗装の完成!

 

 ここで一番重要なポイントは、『完全乾燥するまで、絶対に水分に触れさせない!』ということです。

 完全乾燥前のラプターライナー塗装に、水分が付いてしまうと、その部分が色抜け下みたいに白い斑点状になってしまうんです!

せっかくの苦労が、まさに水の泡になりますので、それだけは絶対に避けましょう。

 

塗装後60分位で、表面はもう結構しっかりと固まりますので、この段階で養生テープを外します。

塗装後3日間位で、晴れている日に「ちょっとそこまで」という風な乗り方であれば、塗装した車も利用可能です。

が、出来ればあまり利用しないようにしてほしいところです。

 

つまるところ、『ラプターライナーで塗装するなら、1週間~10日位は使用しないでね』ということですね。

代わりに足となる車を用意したり、止めて置ける車庫を用意したりしてから、DIYをするようにお願いします。

 

でも・・・、「少しでも早く乾燥させる方法はないの?」って思う方もいらっしゃると思いますので、その方法もお伝えします。

通常で想定している乾燥は、気温20℃での自然乾燥を想定します。

なので、ジェットヒーターなどで60℃位を キープできれば、約60分で中乾燥(通常3日間必要)状態にまでは持っていけます!

その後は、ちょっと定かではないのですが、継続して強制乾燥を続けられれば、乾燥期間は相当短縮されるはずです。

どうしても、という方は、試してみてもいいかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は、ラプターライナーのDIYで、実際に塗装する際のポイントやコツについて解説してみました。

まとめてみると、

 

④塗料の準備

➄塗装

⑥乾燥

という流れです。

 

塗装は、最後の仕上げで、お好みの肌感を出して頂けますので、途中の塗装は怖がらずに、ガンガン吹いていきましょう!

多少失敗しても、最後の最後で取り返せるのが、ラプターライナーのいいところですね!

 

また乾燥に関しては、実際、十分に休ませる時間が必要になりますので、くどいようで申し訳ないのですが、代わりの車を用意するなど、ある程度の使用しない期間をしっかりと設けてから、塗装するようにしてください。

日常生活に使用が出てしまっては、せっかくのラプター塗装の楽しさが、半減してしまいますので。

 

さあ、ここまで理解で来たら、もう大丈夫!

この前のブログに書かれていた『ラプターライナーDIY。下地作り編』と合わせてみて頂ければ、完璧なラプターライナー塗装ができるはずです。

ぜひ、DIYにトライして頂いて、ラプターライナーの楽しさを存分に満喫しましょう!

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

何か不明な点がありましたら、遠慮なくmailにてお問い合わせください。

1人でも多くの方に、ラプターの楽しさが伝わりますように!

 

当ショップでは、ラプターライナーの販売もしています。

結構お買い得だと思いますよ!

ぜひショップの方ものぞいてみてください。

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