ラプターライナーDIY!シンナーを混ぜる時の注意点(その他カラー、硬化剤も)

こんにちは!ラプターライナー・プロショップのマサです。

今回は、ラプターライナーにシンナーなどの液剤を混ぜる時の注意点について書いてみました。

特にボトルそのままで使用せず、スプレーガンのカップなどに移して使用する方には、ぜひ注意して頂きたい内容になっています。(シンナーについての説明は後半です)

 

 

この記事を読むことで、こんな疑問が解消されます!

「カップに溶剤を出して混ぜたいんだけど、どうやって混ぜたらいいのかな?」

「カラー剤とか分離したら嫌だな。混ぜ方のコツってあるのかな?」

「シンナーは混ぜてもいいの?どのくらいなら混ぜてもOK?」

 

ラプターライナー塗料に他の液剤を混ぜる際の目安や、注意点を詳しく解説します!

 

 

  目次                   

1.カップに出して混ぜる時の注意点

・混ぜる際は、必ず『ヘラ』を使用する

・硬化剤は、使用したらすぐにフタをする

・カラーを混ぜる際は、『ウレタン系塗料』を使用する

2.シンナーを混ぜる時の注意点

・混ぜることが出来る最大量は?

・シンナーを混ぜることによるメリットとデメリット

・シンナーを混ぜる際のコツ

3.まとめ

                      

 

 

1.カップに出して混ぜる時の注意点

 

通常、ラプターライナーはボトルに直接溶剤を入れて、混ぜ合わせます。

ですので、特別カップに取り出すことは少ないかもしれません。

「え?じゃあ、いつカップに取り出して混ぜるの?」と思いますよね^^

全塗装する場合や、数本のラプターライナーを一気に仕上げたい時などには、まとめて混ぜた方が効率的な時もあるんですよ。

 

その時の注意点が3つあります。

①混ぜる際は、必ず『ヘラ』を使用する

②硬化剤は、使用したらすぐにフタをする

③カラーを混ぜる際は、『ウレタン系塗料』を使用する

一つずつ見ていきましょう。

 

①混ぜる際は、必ず『ヘラ』を使用する

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混ぜる際は、必ず『ヘラ』を使いましよう!

たまに棒のようなもので混ぜようとする方がいますが、それはダメです。

なぜなら、下にたまった液剤が浮いてこないからです。

下にたまった溶剤は、ラプターライナーと反応しづらく、ダマや不具合の原因となります。

混ぜる際は、下からすくい上げるようにして、混ぜてください

 

またラプターライナーは、塗料が硬くて混ざりにくいため、通常の塗料よりもよーく混ぜて頂くことをお勧めします。

 

②硬化剤は、使用したらすぐにフタをする

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ラプターライナーの4Lキットについている硬化剤は、1Lタイプの大きなものです。

ラプターライナーを4L一気に使用するのであればいいのですが、普通はそんなことはしません。

ですので、使用するボトル分の硬化剤を測って、それを混ぜていくことになります。

すると、硬化剤が余りますよね。

当然と言えば当然ですが、余ったら、必ず硬化剤のフタをしてください。

なぜなら、硬化剤は、湿気と反応して、勝手に固まってしまうからです。

 

ラプターライナーは、ウレタン2液タイプの塗料。

ウレタン2液タイプとは、塗料と硬化剤の2液が反応して固まるタイプの塗料です。

ですので、この硬化剤に水分を反応させると、固まってしまうんです。

「すぐにまた使うから」と、油断して放置しないように気を付けましょう!

 

③カラーを混ぜる際は、『ウレタン系塗料』を使用する

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先ほども言いましたが、ラプターライナーはウレタン2液タイプの塗料です。

ですので、同じウレタン系の液剤は混ざり合って使用可能なのですが、それ以外の成分では不具合を起こします。

例えば『水性塗料』などは、絶対に混ぜてはいけません。

通常の『自動車用補修塗料』であれば、どのタイプを使用しても問題ありませんが、ご自身でホームセンターなどでカラーを購入する際は、この成分を十分に気を付けてご購入ください。

 

 

2.シンナーを混ぜる時の注意点

・混ぜることが出来る最大量は?

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まず結論からですが、シンナーを混ぜることのできる最大量は、『全体量に対して20%まで』です。

それ以上混ぜてしまうと、不具合が生じますので、気を付けてください。

 

ここで、なぜシンナーを混ぜる必要性が出てくるのかだけ説明しますね。

通常であれば、シンナーは混ぜずにそのまま塗装をします。

しかし、例えば、気温の関係で塗料がいつも以上に硬いとか、口径の小さめのガンで吹き付けたいとかになった場合、ラプターライナーはただでさえ硬い塗料なので、うまくガンから吹き出せないことがあります。

塊のまま出てきたりすることもあるんです。

そんな時に、シンナーを少し入れてあげると、液剤の流動性が増して、スムーズに吹き出すことが出来るというわけなんですね。

 

「なら、初めから入れて塗装すればいいじゃん」と思うかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。

次でご説明します。

 

・シンナーを混ぜることによるメリットとデメリット

最初にメリットとデメリットを箇条書きにしてみます。

 

メリット

塗料に流動性が出て、吹き付けがスムーズになる

調整ができるので、失敗が少ない

 

デメリット

乾燥するのに時間がかかる

ツヤ消しのラッピング塗装のようになってしまう(ゴツゴツ感がなくなる)

 

メリットは先ほど述べました。

塗装しにくい時に、調整できるという点で、非常にいいですね。

 

デメリットの方ですが、なんといってもやはり乾燥時間が多くなってしまう点が難点です。

ウレタン系塗料にシンナーを入れた場合、シンナーは水と違って本体の塗料には影響せず、蒸発してなくなります。

その蒸発するまでの時間がプラスされてしまうと考えてください。

ですので、シンナーを多く入れれば入れるほど、乾燥に要する時間は多くなります。

 

また、シンナーを入れすぎた際、仕上がりの肌感にも影響があります。

ラプターライナーの売りの一つが『ザラザラ塗装』です。

シンナーで流動性が増した結果、塗装した際に『肌感ツルツル』みたいになってしまうこともあり得ます

その辺をよくよく考えて、シンナーの入れ具合を調整して頂けるといいと思います。

 

シンナーを混ぜる際のコツ

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最後に、シンナーを混ぜる際のコツや目安をご紹介します!

あくまで一つの考え方として、参考にしてください。

 

まず基本的な事ですが、いきなりたくさんのシンナーを混ぜない、ということです。

「吹きづらいなー」と思ったら、まずは全体量の5%ほどを混ぜて、様子を見てみてください。

それでも「うーん」となれば、10%。それから15%・・・。

徐々に混ぜ込んでいって、微調整を繰り返すことが、コツです。

 

結構面倒くさいのですが、シンナーを混ぜ込むことのデメリットもありますし、一度混ぜたシンナーは取り除くことができません。

この辺の手間は惜しまないようにしましょう。

 

次に、ローラーで塗る際に、シンナーを混ぜるべきかどうかの判断目安です。

ローラーで塗装した際に、糸を引くような状態が続くようであれば、少しシンナーで流動性を持たせてもいいかなと思います。

使うローラーの種類によっても変わってきますが、ネチャネチャが続くと、あまりきれいな表面仕上げにしづらいケースもあります。

先に、ローラーに塗料を付けすぎていないかを確認し、それでも糸を引くようであれば、少しずつシンナーを足してみてもいいかもです。

 

最後にもうひとつだけ。

もし気温の関係で塗料が硬いということであれば、シンナーを使わずにできる方法があります。

それは『塗料を温める』という方法です。

たとえば、バケツにいれたお湯で温めてから(湯せんのイメージ)、塗装すると、比較的塗装しやすかったりします。

この辺は、ケースバイケースなので、ご自身にあった方法を取ってみてください。

 

 

3.まとめ

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いかがだったでしょうか。

最後に、まとめとして振り返ってみます。

 

カップに出して混ぜる時は、

必ず『ヘラ』を使用して、硬化剤のフタをして、『ウレタン系塗料』を使用する。

 

 

シンナーを混ぜる時は、

最大20%以内を守って希釈する。

【メリット】塗料に流動性がでて、塗装しやすくなる

【デメリット】肌感がつるつるになりやすい、乾燥時間が長くなる

 

シンナーを混ぜる際のコツは、

微調整をしながら少しずついれていく。

ローラー塗装は、糸をひくかどうかを目安に。

気温のせいで塗料が固まっている場合は、湯せんもあり。

「実際、どんなシンナーがいいの?」という方は、こんな感じを参考にしてみてください。

 

 

という感じでした。

DIYをする際に、何かの参考にして頂ければ、嬉しいです。

 

 

ラプターライナー・プロショップでは、皆さんの疑問や質問を受け付けています。

「あの記事読んだけど、あの部分が今ひとつわからないんだよなー」

「こんな時は、どうすればいいの?」

「これも必要ですか?」

などなど、どんなことでOKですので、DIYをする上で不安な事を教えてください。

できる限り、お答えしたいと思っています。

また、僕らもわからない場合は、素直に「わかりません!」と、力強くご返答もしています!

その時は、ご容赦くださいね^^

 

ということで、【ラプター買うなら、プロショップから】を目指して、これからも皆様のお役に立つ情報を随時配信していきますので、よろしくお願い致します!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

 

※ラプターライナーのご購入はこちらから。

 

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