ラプターライナーのDIY塗装に必要な道具は?(準備編)

こんにちは。ラプターライナー・プロショップのマサです。

今回は、ラプターライナーのDIY塗装する上で、必要な道具のご紹介をしたいと思います(今回は、スプレーガンでのDIYを前提としています)。

tool 

 

この記事を読むことで、こんな疑問が解消されます。

「ラプター塗装したいけど、何を準備すればいいのかな?」

「手袋とかマスクとかって、どの程度のものが必要なんだろう?」

「ラプター本体以外、どのくらいの予算がかかるの?」

 

事前に必要なものをそろえておけば、いざDIYする時に、余裕と安心をもって取り組むことが出来ますので、ぜひ最後までお付き合いください!

 

目次                     

1.ラプター塗装で必要な道具(スプレーガン編)

・ラプターライナー本体とスプレーガン

・コンプレッサー

・ニトリル手袋

・防毒マスク

・ジャンプスーツ(レインコートでも可)

・マスキングテープ

・新聞紙

・ヤスリ

・ラッカーシンナー

・布

2.その他、あれば嬉しい道具

・靴カバー

・ジェットヒーター

・透明ゴーグル

3.その他気を付けたい事

・乾燥時間

・塗装する場所

4.まとめ

                       

 

1.ラプター塗装で必要な道具

 

ラプター塗装で必須な道具から説明していきます。

ラプター本体(1L:¥10,760、4L:¥39,600)とスプレーガン(¥4,950 or プロ用¥30,800)

 

これは、当然ですね。

スプレーガンは種類があり、使い捨てタイプのものでも十分塗装できます。

ただ、プロ仕様のものは、仕上げの肌感の調整がしやすいので、予算に余裕があれば検討してみるのもありかもです。

 

コンプレッサー(¥50,000~)

compresser

スプレーガンでの塗装には、必ず必要です。

コンプレッサーに関しては、その性能によって、塗装に向き不向きがありますので、購入前に必ず性能を確認してください。

「でも、コンプレッサーって、どう選べばいいの?」という方は、こちらの記事が参考になると思います。

⇒ ラプターライナーでDIYする際の、コンプレッサーの選び方

 

買うとなると少しお高めなので、借りることができれば、一番いいですね。

 

 

ニトリル手袋(100枚で¥2,000位~、4枚¥100~)

nitoril

 

さあ、今度は体を守る系の必需品です。

 

まずはニトリル手袋。

ニトリル手袋は、耐油性・耐薬性・耐摩耗性に優れた手袋です。

一般的な塩化ビニール・天然ゴム手袋に比べて、耐熱性も優れているため、塗装に限らず、あらゆる工場で使用されています。

 

この、耐油性・耐薬性というのが、とても重要です。

なぜなら、ラプターライナーに含まれているアセトンや酢酸メチルといった有害物質を遮断してくれるからです。

ただの軍手や塩化ビニール手袋ではダメ!とまで言いませんが、絶対に手に付着してしまいますので、塗装後は、迅速に洗い流さなければいけませんよ。

なので、できれば最初からニトリル手袋を利用してもらうのがいいと思います。

僕のおすすめは、ショーワのニトリル手袋。 
タフで破れにくい上、指先がエンボス(凸凹)加工になっているので、手袋したままでも色々と細かな作業がしやすいんです。
よかったら、一度ご確認してみてください。

 

 

・防毒マスク(¥3,000位~)

mask

 

ラプターライナーには、有害性物質であるアセトンや酢酸メチルが含まれています。

とはいえ、そこまで毒性が強いものではないのですが、そのガスを大量に吸い込むと、場合によっては中枢神経へダメージを与えてしまうこともあり得ます。

ですので、出来るだけ防毒マスクは着用しましょう。

防毒マスクにも種類があり、『有機ガス用』のものを選べば問題ありません。

ワークマンやホームセンターに売っている、値段も安めのもので構いませんので、ぜひ準備しましょう!

ちょっとお値段安めなところで、こんなのもありました。

 

 

・ジャンプスーツ(1,000円~。レインコートで代用可)

raincoat

 

次は、体の防護です。

塗装専用のジャンプスーツというのがあります。

プロの方は、大体¥5,000~10,000位のものを使用しているのですが、一般の人にはそこまで必要ないかなって思っています。

せいぜい¥3,000位のもので十分。

僕としては、一般的に売られている簡易なレインコートでも十分役目を果たせるんじゃないかと思います。

なぜなら、塗料そのものが体へ直接付着することは稀で、主には霧状に舞った塗料が付着することが多いからです。

その程度の塗料であれば、ビニールのレインコートでも十分ガードしてくれます。

その代わり、使い捨てになりますけどね。

この辺は予算と相談して、準備してみてください。

一応、ちゃんとしたものも見てみたい方の参考のために↓

 

 

・マスキングテープ(1巻¥100~

masking-tape

 

マスキングテープは養生に使用します。

太さや種類は、なんでもOKです!

ただ、太め(25-30mm位)だと養生がしやすいかなーとは思います。

また、細かい部分や入り組んでいる部分は、マスキングテープをぐるぐるにして養生をしなければいけないので、細め(10mmとか8mm)も1巻あると、やりやすいかもしれません。

量に関しては、塗装する部位で変わりますが、軽トラックの荷台であれば3巻位あれば安心です。

全塗装もそれくらいだと思います。

4巻セットが安めに売られていたりしますので、それがあればいいかも。

 

基本的には何でもOKなので、手元にあるものをできるだけ利用しましょう!

 

 

・新聞紙(¥0~)

 

新聞紙も、養生に使用します。

こちらは、チラシでもいいですし、古紙でも、雑誌をばらしたのでもOKです。

もちろん、養生用のビニールてもOKですが、出来るだけコストを抑えていきましょう。

 

 

・ヤスリ(1枚¥100~、5枚¥500~)

yasuli

 

ヤスリは、下地処理(足つけ)の時に必要となります。

できれば、サンダー(ヤスリがけの機械)があると一番いいですね。

サンダーは買うと、¥15,000~位しますが、ホームセンターで借りれたりもしますので、お近くのお店に聞いてみてもいいかもしれません。

手動でがんばる!」という方は、#120~160位の粗さの紙やすりを用意しましょう。

A4サイズで、大体100円位~売っていると思います。

数量は、軽トラックの荷台で、5枚以上は欲しいところです。結構目詰まりするので、数は多い方がいいですね。

 

でもやはり、サンダーが借りられると、非常に作業が楽になりますので、出来れば検討してみてください。

 

 

・ラッカーシンナー(¥1,500~)

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脱脂に使用します。

あとは、最後にスプレーガンの洗浄するのにも使用します。

ラプターライナーが変なところについた時にも、その汚れ落としとして使用できますので、ぜひ用意しましょう。

脱脂に使用する量は、それほど多くありません。

スプレーガンの洗浄にも、そんなに多く使用しませんので、1L以上あればとりあえず大丈夫かとは思います。

色んな所をたくさん汚しそうな方は、多めに用意しておきましょう!

 

 

・布(¥100~)

closs

 

下地づくりの脱脂に使用します。

この用意して頂く布は、意外と大切です。

かならず、拭くたびに毛羽立ったりしないものを用意してください。

というのも、脱脂した後は、ラプターライナーの塗装になるのですが、その際にゴミや埃はきれいに取り除く必要があるからです。

なのに、拭くたびに糸くずや埃が付いてしまっては、せっかく脱脂したのに、その後にまた塗装面をきれいにしなくっちゃいけなくて、2度手間になります。

出来るだけ、つるっとしてたり、拭く面が硬めだったりする布を選んでください。

 

 

2.その他、あれば嬉しい道具

 

・靴カバー

caver

 

絶対必要、というわけではないのですが、作業靴の保護になります。

意外に、靴に着いちゃうことあるんですよね。

実際に僕自身、DIYした際に靴にラプターが掛かってしまい、取れなくなりました><

ですのであれば、安心です。

百円均一にも売っていますよ!

 

 

・ジェットヒーター(¥60,000~)

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乾燥時間を短縮できます。

通常、ラプター塗装をしてから車を軽微に使用できるようになるまで、20℃で3日間程度の乾燥時間が必要です。

しかし、ジェットヒーターで60℃で温め続けることが出来れば、約1~2時間に短縮できます

その後の完全乾燥までは、まだもう少し時間がかかるのですが、それでも助かりますよね。

ちょっとお高いので、これもどこかで借りることが出来れば一番いいのですが、絶対必要というわけではありませんので、もし余裕があれば、検討してみてください。

 

 

・透明ゴーグル

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目を保護するゴーグルです。

こちらも必須!というわけではないのですが、個人的には絶対に用意してほしいと思っています。

ラプターライナーが直接、目に入り込むことは非常にまれですが、塗装している過程で、霧状の細かな塗料は舞い上がります

それが、目に入るのが良くないなーと思っています。

有害性物質のアセトンなどは、目への刺激があると言われていますが、それがすぐに重篤な症状になるわけではありません。

しかし、体のことを思うと、ぜひにもご用意して頂きたいと思います。

ホームセンターや百円均一で安いのがあれば、それで十分です!
もし、近くに見当たらない場合は、こちらもご参考までに。

 

 

3.その他、準備で気を付けたい事

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用意すべきものは、以上です。

そのほかに、準備として気を付けたいことが2つあります。

 

①乾燥期間の確認

これが一番大切です!

ラプター塗装は、完全乾燥するまでに7~10日間を要します。

その間に、水に触れると、その部分が白い斑点状になり、色抜けしたような状態になります。

ですので、『ラプター塗装をしたら、約10日間は車を自由に使えない!』ということを念頭に、準備を進めてください。

 

具体的には

・乾燥期間中に使える別の車を確保する

・塗装した車を収納できる屋内の駐車スペースを用意する

ということです。

しっかり準備をして、日常生活に支障が出ないようにしましょう。

 

②塗装する場所の確認

ラプターライナーは、有機溶剤です。

なので、住宅の密集地や、他の人が迷惑を被りそうな場所での塗装は慎みましょう

また、①でも言いましたが、水が天敵です。

水気のある場所や湿度の高い場所での塗装施工もNGです。

さらに、霧状の塗料が周りに飛散するため、周囲の荷物などに掛からないよう注意してください。

また、密閉空間での施工もNGです。

有毒ガスが蔓延してしまいます。

出来るだけ、換気のいい場所で作業をするように心がけてほしいです。

 

4.まとめ

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以上、ラプターライナーをDIYで施工する際に、必要なもの&ことを説明させて頂きました。

いかがだったでしょうか。

 

最後に、まとめてみます。

 

ラプターライナーDIYで必要な道具

・ラプターライナー本体とスプレーガン(¥39,600)

・コンプレッサー(¥50,000~)

・ニトリル手袋(100枚¥2,000~、4枚¥100~)

・防毒マスク(¥3,000~)

・ジャンプスーツ(¥1,000~。レインコートでも可)

・マスキングテープ(¥100~)

・新聞紙(¥0~)

・ヤスリ(¥100×5枚=500~)

・ラッカーシンナー(¥1,500~)

・布(¥100~)

 

あったらうれしい道具

・靴カバー(¥100~)

・ジェットヒーター(¥60,000~)

・透明ゴーグル(¥100~)

 

その他準備で気を付けたい事

・乾燥時間ー10日間、塗装した車は動かせないつもりで、代車の準備や駐車スペースの確保

・塗装場所ー飛散することを前提に、人の多い場所、水気のある場所を避け、換気の良い場所で。

 

ということで、「なんだかんだ大変じゃん!」って思われたかもしれませんが、実際はそんなに大変ではありませんよ。

確かに、コンプレッサーやジェットヒーターを揃えるのは大変かもしれませんが、それ以外のものは、普通にホームセンターで手に入ります。

しっかりとした塗装をするのであれば、事前にしっかりと準備をしておいた方が、絶対に安心です。

「やべ、アレなかったわ」ってなって、塗装作業中に急遽買いに行くことの方が、よっぽど大変ですので、出来るだけ事前に準備しておくようにしてみてください。

 

今回は以上になります。

もしわからない点や疑問点などありましたら、お気軽にmailにてお問い合わせください。

お答えできる範囲で、ご返答したいと思います。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

それでは、ラプターライナーで、楽しいカーライフを!

 

ご紹介したラプターライナーは当ショップからもお買い求めいただけます。

よろしければ、ご覧になってみてください。

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